あったか連帯ウェブ 日本共産党参議院議員山下よしき
トップページ ご意見・ご要望をお寄せくださいサイト内検索


■新着情報■

島根で大雪調査 いちご、ぶどう農家、漁協を訪問

2011年01月08日

 きのうの鳥取に続き、きょうは島根で大雪災害の調査でした。被災した農業・漁業生産者の方々から現場で直接話しを聞くことができました。

photo まず安来市でいちごのハウス栽培の被災現場へ。奥行き60メートルあるビニールハウスがあちこちで大きくひしゃげていました。ハウスの側面には大量の雪が残っています。生産者が10数人集まり仮復旧の作業中でした。小型パワーショベルを操作して、ひしゃげた骨組みを引っ張って元に戻し、2〜3メートルの長さに切った太い青竹を突っ張りにするという、まさに応急の処置です。

photo ハウスの中をのぞくと、ひしゃげていない部分の地面には、ほんのり色づき始めた実がたくさんついたいちごがありました。JAやすぎ・いちご部会副会長の瀬尾さんは、「いまあるものだけでも助けたい」といいます。しかし、ハウスの内側にある二重カーテンは青竹で突き破られているので、気温が零度以下になるとおそらく霜にやられるだろう、とのことでした。

photo ハウス施設を新築すると10アール当たり530万円かかるそうです。いちごの収入は10アール当たり500万円くらい。瀬尾さんは12アール栽培しているので、ハウスと作物の被害額をあわせると1200〜1300万円になる見込みです。

 いちご部会67人のうちハウス共済に加入しているのは3割くらい。作物の共済はほとんど加入していません。「1千万円借り入れて返すとなったら二の足を踏みます」と瀬尾さん。@つぶれたハウスの解体・撤去、Aハウスの新築、B当面の生活資金に対する公的支援がどうしても必要です。

 「再興しようと思っています。しかし、イチゴ農家にそうそう蓄えはありません。自助努力では再興の道はない。このまま自力でやれといわれたら産地はなくなる。心が折れたら終わりです。この先どうなるか見えるようにしてほしい」との言葉は、いちご農家と産地の叫びだと受けとめました。

photo ★続いて、同じく安来市のぶどう栽培の被災現場へ。一面のぶどう棚が、雪の重みでペシャンコにつぶれていました。JAやすぎ・ぶどう出荷組合の山本組合長などから話を聞きました。

 この時期、ハウスのビニールをはずしているため、棚のように広がったぶどうの枝に直接雪が積もり、そのうえ元日昼からの雨で重さが増して、目の前で棚とハウスの骨組みがつぶれていったそうです。ぶどうは成木になるまで4〜5年はかかり、それまで収穫はできません。50人余の組合員のほとんどが施設も作物も共済に加入していないそうです。「ビニールが半分破れても共済金が出ない」との事情もあるようです。

 ここでも、「いちばん恐れているのは耕作放棄地になること。自己負担してまでやるのなら投げておいた方がいいとなる」との声を聞きました。

photo ★午後、松江市の中海に浮かぶ大根島へ。旧八束(やつか)町では、数十隻の漁船が積雪の重さで転覆・沈没しました。漁師のみなさんから話しを聞きました。中海ではタコ、スズキ、アサリなどいろいろな魚種が採れるとのこと。みなさん、小回りのきく小さな船で保険には入っていません。

 海水に浸かったエンジンを修理・購入するのに10万〜数十万円かかるといいます。「融資してもらおうにもこの年では…。みんな悩んでいます」とのことでした。

 年金生活しながら漁に出る高齢の方が多いのですが、そういう人たちが中海の豊かな幸を消費者に提供してくれていることをあらためて知りました。また漁に出ることで、年を重ねても元気で暮らしていけることも感じました。

photo ★中海漁協(正組合員316人)の事務所で加藤清副組合長に話を聞きました。県の担当者からは、「漁船保険を掛けている人とのバランスがある」「個人の財産だから個人の責任だ」「融資枠を10倍にする」といわれ、組合長は何かいい方策はないか走り回っているそうです。

 同行してくれた尾村利成・党島根県議は、昨日、県水産部長に「バランスというが漁船保険に入っている人なんていないではないか」と指摘し、県がしっかり助成するとアナウンスすべきだと要請したことを伝えました。

 私も、阪神・淡路大震災のあと総理や大臣から同じ言葉を聞いたが、世論と運動の高まりのなかで、住宅再建に最高300万円支援する法律ができたことを紹介。中海・宍道湖の7珍味などを消費者に提供する漁業者の役割は、国民の食生活・文化にもかかわる大事な仕事であり、国と県がいっしょに支援の方途を考える必要があることを強調しました。

 加藤副組合長は、「ありがとうございます。私達も7珍味の供給源が途絶えてしまいますよと言っています。一時採れなくなったハゼが回復してきています。資源の生育環境がよくなる湖底清掃事業への助成を終了させずに継続させてほしい」とのことでした。

 尾村県議、河津清安来市議、橘よしあき元八束町議、吉儀敬子東出雲町議が同行してくれました。昨日の鳥取県での調査とあわせ、要望を整理して、政府に提案したいと思います。


 

感想をお寄せください。(メールニュースなどで紹介する場合があります)
■おなまえ
 ※必須
■ペンネーム(ハンドルなどを匿名希望の場合ご記入ください)
 
■メールアドレス《email》
 ※必須
■ご感想(300字まで)
 

   
ページ最上部へ   トップページへ    

 ■山下芳生国会事務所  〒100-8962 東京都千代田区永田町2-1-1 参議院議員会館1123号室 TEL:03-6550-1123 FAX:03-6551-1123

 日本共産党国会議員団近畿ブロック事務所〒537-0025 大阪市東成区中道1-10-10ホクシンピース森ノ宮102 TEL:06-6975-9111 FAX:06-6975-9115

本サイトへのリンクや、文書・写真などの複製・転載などにつきましては、事前にご連絡をくださるようお願い致します。
Copyright since 2003, Japanese Communist Party. All right reserved.