あったか連帯ウェブ 日本共産党参議院議員山下よしき
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「朝生」で明らかになった2つのこと

2012年01月28日

 「朝まで生テレビ!」の放送が終わりました。視聴者からの反響がすごい。もちろん橋下さんの支持者と思われる方からの批判的意見も少なくありません。大歓迎です。いまや最も注目される政治家の一人に、その政治姿勢と政策の問題点を正面から指摘したのですから、様々な反応があって当然です。

 私は、今回の討論で少なくとも2つのことがはっきりしたと思います。

 ★ひとつは、橋下さんと大阪維新の会に「大阪都構想」を具体化し推進する資格はない、ということです。

 昨年の大阪ダブル選挙の際、彼らが大量に配布したビラには、「だまされないで下さい!!大阪維新の会は、大阪市をバラバラにはしません。大阪市は潰しません」と大きく書かれていました。

 これには経過があります。選挙戦の中で、「大阪都構想」によって大阪市がなくなり、現在区役所のある24区が8〜9の特別自治区に再編成されることへの不安が市民のなかに大きく広がりました。そこで、大阪維新の会は、本来の「大阪都構想」とはまったく異なる「24区、24色の鮮やかな大阪市に変えます!」という主張をこのビラで展開しはじめたのです。

 だったら選挙で当選した後も、ビラで主張した通りにやってもらわなければなりません。私の指摘に、橋下さんは「市役所はなくすが、コミュニティーはなくならない」などとごまかそうとしましたが、検討している「大阪都構想」では、大阪市という行政区はなくなり、いまの24区は8〜9の特別自治区に再編されることを認めました。まさに大阪市を潰し、バラバラにしようとしているのです。

 これは、「だまされないで」といって市民をだますやり方であり、選挙を冒涜するものです(橋下さんが、選挙になればこのくらいのことはだれでもやるという趣旨の発言をされたのには驚きました)。司会の田原総一朗さんも「この問題は橋下さんの側にミスがあった。だれでもわかる」と審判を下しましたが、選挙で有権者の信任を得ていない、選挙で掲げたこととまったく違う「大阪都構想」を勝手に推進することは許されません。

 ★もうひとつ、橋下さんと大阪維新の会の「教育基本条例案」も提案することが許されない内容だということです。

 東京都教育委員会が、学校の式典で日の丸に向かって立たず、君が代を斉唱しなかった教職員を処分したことの是非が問われた裁判で、1月16日最高裁の判決が下されました。結論から言うと、「行き過ぎた処分は違法であり、職権乱用にあたる」という判決です。

 田原さんの求めで私は東京の処分の内容を説明。東京では、1回立たなかったら戒告、2回目で10%減給1カ月、3回目で10%減給6カ月、4回目で停職、すなわち教壇に立てなくなるというものです。それに対し最高裁は、戒告は妥当だが(私は戒告も行き過ぎだと思います)、減給や停職はよほどの理由がない限り行うべきでなく、処分を取り消すべきだとの判決を下しました。

 その理由として、@日の丸・君が代問題は、個々の教職員の世界観、歴史観にもとづく行為であり、セクハラや体罰などの行為とは異なる、A学校の式典は少なくとも年2回あり、4回で停職とすると2年で教壇に立てなくなり処分としてはあまりに重過ぎる、とあります。

 一方、大阪維新の会の教育基本条例案は、1回目で戒告または減給、2回目で停職、3回目で免職すなわちクビにするとあり、これは最高裁判決に照らしてもとても提出することはできない内容です。

 私の指摘に、橋下さんは、「いきなり停職でなく指導研修を入れる」と弁解しましたが、東京都も研修は入れています。それでも「行き過ぎだ」と取り消しを命じられたのです。また橋下さんは、「これは思想信条の問題ではなく、ルールを守るかどうかの問題だ」とすりかえようとしましたが、最高裁は「世界観、歴史観」の問題として他の行為と区別して扱っているのです。

 結局、田原さんも「物取りやセクハラと日の丸・君が代は違うんじゃないか」と指摘されましたが、橋下さんはこの批判に正面から応えようとはしませんでした。勝負ありです。

 以上、他にもたくさんの論点があったのですが、私はこの2つが明らかになったことが最も重要な点だと思います。教育基本条例案は、2月の大阪府議会、大阪市会に提出されようとしています。民主主義を守り、子どもと教育を守る府民的国民的な共同をいっそう広げ、教育基本条例案を食い止めたいと思います。
  

 

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